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ぼっち的チャリ日記

ひとりぼっちでも自由気ままに自転車を楽しむ。アラサー男子の自己満日記。

地味に過酷で地味な鶴峠ライド

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前回の子ノ権現アタックで燃え尽き症候群気味の自分・・・。
激坂はしばらく走りたくないし、見たくもない。

でもヒルクライムはやりたい!!

そんな心境でマッタリと走れるヒルクライムコースを探していたところ、
奥多摩方面にある鶴峠という峠に目が止まりました。






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奥多摩の数ある峠の中でも、影が薄いことに定評のある鶴峠。

多摩ローディの聖地である風張峠と、バイパスが開通して自転車天国となった松姫峠。
鶴峠は風張峠と松姫峠という大人気の峠に挟まれたような場所にあります。

前々から鶴峠の存在は知ってはいたけど、
アクセスの悪さと登頂のご褒美がイマイチっぽいので敬遠していました。

でもマッタリとしたヒルクライムができそうなので、今回は鶴峠を目指してみました。








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走った日は5月22日の月曜日。
まだ午前10時だというのに、檜原村の気温は28度。
カラダが暑さに慣れていないのか、真夏装備でも汗ダラダラです。

今年の春も短かったな~。









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途中でコンビニ休憩を挟み、恒例の檜原村役場の交差点に到着。
都民の森方面に進み、『上川乗』という交差点を目指します。










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檜原村役場から10キロ程走ったところで『上川乗』交差点に到着。
都民の森タイムアタックをするとき、高確率でここの信号に引っかかります。

この交差点を左折して上野原方面へ。
鶴峠を目指すには2つの峠を越えなくてはなりません。

暑すぎてウキウキしてこないけど、がんばって登るぞー。










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最初の峠である、甲武トンネルへの道。
自転車乗りの間では甲武峠と呼ばれているらしいです。

激坂ではありませんが、勾配10%弱の坂道が続きます。
道中の勾配が5%前後だったので、斜度の変化にカラダが追いつかず・・・。
軽い気持ちで登ると痛い目に合います。

あと、この道は甲州街道に繋がるので平日はダンプがよく通るようです。

キツめの勾配と、暑さ、ダンププレッシャーで早くもお疲れモード。










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1つ目の峠、甲武峠(甲武トンネル)に到着!!

暑さという思わぬ伏兵に体力を削られましたが、鶴峠への道のりは始まったばかり。
トンネル内はヒンヤリと涼しいので、しっかりクールダウンさせます。

山奥のトンネルって暗くて怖くて苦手なんですが、暑い日に限っては最高のオアシスです。












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甲武トンネルを抜けると、そこは山梨県。
そして楽しい楽しいダウンヒルのお時間です。











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道幅が狭いのでスピードの出しすぎに注意。
ダウンヒルは臆病なくらいが丁度いいのよね。

ダウンヒル中に何人かローディとすれ違ったので、
甲武峠は上野原側から登る方が人気があるみたいです。

この先、鶴峠までノロノロと走っていたんですが、
同じ方面を目指して走っているローディとは出会いませんでした。

平日というのもあるんだろうけど、檜原ルートの鶴峠は不人気なのかな。











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途中でいかにも山梨(偏見)って感じの景色が歓迎してくれます。

こののどか~な感じ・・・久しぶりの奥多摩ライドだったんですが、やっぱり最高です。



・・・暑すぎてブッ倒れそうなんですけどね。












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気持ちのいいダウンヒルが終わると、道が分岐します。
右折して小菅方面に向かうんですが、ボトルの中身がエンプティ寸前。

周りには補給ポイントなんて無いので、ちょっと焦り始めます。










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水分に不安を抱えながら2つ目の峠、田和峠を目指します。
鶴峠は田和峠の先にあるので、ここから鶴峠ヒルクライムのスタートと言っていいでしょう。

時間帯のせいか、日陰が全くないので厳しいヒルクライムになりそう。











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ちょっと登り始めたところで自動販売機を発見。

た、たすかったー。

自販機こそ人類最大の英知ありがとう自販機自販機 is GOD

フルーツオレをその場でがぶ飲みして、ミネラルウォーターはボトルへ。
これでちょっと元気が出てきたぞ。











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バッチリ水分補給ができたので再出発。

補給ができて冷静になって見ると、登り基調ではあるけどキツい勾配はありません。
ヒルクライムというより集落巡りをしている感じです。

山に囲まれた集落って生活は大変そうだけど、
ヨソ者からして見ればすごく魅力的に映りますね。

さきほど神様のように見えた自販機ですが、
この道沿いに何箇所も置いてありました。

とりあえず干乾びる心配は無いってことで(笑)










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のんびり集落ライドを楽しんでいたところに坂道が現れました。
いよいよ本格的に登りそうです。

こんなに緑がモッサモサしているのに日陰が無いのはどういうこと!?











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この峠のピークは勾配11%。
激坂はありませんが、暑さの影響で数字以上の過酷さがあります。

無理をせず、写真を撮るついでに息を整える。
ゆる勢ぼっちのヒルクライムはマッタリペースが一番。

どんなにマッタリ走ろうと暑さはどうしようもないですが。












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汗ダクになりながら、なんとか田和峠に到着。
道標に『田和』って書いてあるだけで、景色のご褒美はありません。
ただ西原(さいはら)という集落があるだけですね。

日陰がある休憩スポットも無いので、先に進みます。











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田和峠のダウンヒルが終わると、『羽置の里 びりゅう館』の入口が見えてきました。
檜原村からここまで自販機はあれど店が無かったので、ここでお昼ご飯&休憩することにします。
汗でゴッソリ塩分を排出したので、ミネラル補給をしなければなりません。

本当は、先に進んだところにある蕎麦屋さんでお昼にしようと思ってたけど、定休日でした。



開いてて助かったぜ、びりゅう館。











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びりゅう館はサイクルラックを完備!!

でも、びりゅう館って何の施設?
ひらがなで『びりゅう』って、なんか怪しい宗教施設に見えなくもなくもない。
集落のど真ん中に建ってるみたいだし・・・。



いちおう、館内に入る前に調べてみると西原地区の観光案内施設でした。
地域住民、ハイカー、ライダー、サイクリストの憩いの場になってるみたいですね。
お食事処では水車で挽いた手打ち蕎麦が有名だそうです。

あ、『びりゅう』とは『美流』のことなので、ぜんぜん怪しくなかったです(笑)












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メニューに人気ナンバー1と書かれていた、天ざる蕎麦を注文。腹ペコなので大盛りで!



出てきたのは、コシのある田舎蕎麦西原で採れた山菜の天ぷら
おばちゃん店員さんに山菜(野草?)の名前をひとつひとつ教えてもらいましたが、
全部、聞いたことの無い草だらけです。

食べても名前と味が一致しなかったですが、どれも美味しかった!











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食後の締めに珍しい『しそジュース』を注文。

味を例えると、梅干に付いてる赤しそを砂糖水で割ったような味。(そのまんまか)

ウマイかマズイかを問われると返答に困りますが、
とにかく何かに効きそうな味です!!











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食事を終えて再出発。
・・・したところで、いい感じの神社があったので寄り道。

一宮神社という無人の神社でしたが、杉の木がたくさん生えていて神秘的。
軽くお参りして今度こそ鶴峠を目指して再出発します。











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相変わらず日陰がありません。
せっかく塩分補給をしたのに、またダラダラと汗と一緒に流れてしまいます。

多少勾配がキツく・・・むしろ激坂になってもいいから、日陰が欲しい!!












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勾配だけキツくなってきました。
勾配10%前後の登りが当たり前のように続きます。

奥多摩らしい涼しさが一切無く、これは思っていた以上に過酷。
もう日陰は諦めました。

真夏のカンカン照りで鶴峠を目指す方は、熱中症に注意が必要ですね。











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鶴峠は登頂の景色が期待できませんので、道中の景色を楽しみましょう。











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小菅村に突入。

ここまでくればゴールの鶴峠まであとわずか!
ボトルの中身も残りあとわずか!













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標識には勾配10%と書いてあったけど、体感的にはもっとキツい坂を登り・・・












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鶴峠に到着!!


残念ながら標識も石碑も無く、あるのはバス停だけ。
開けた景色が出迎えてくれるわけでも無いので、鶴要素は全くありません。

奥多摩のヒルクライムでここまで達成感が湧かない峠も珍しい(笑)
鶴峠はやっぱり道中の集落に癒されるためのコースですね。



檜原村役場から鶴峠まで距離にして40キロ程。
甲武峠、田和峠、鶴峠を合わせた獲得標高は1200メートルくらい。
走行ログを見ると結構過酷なライドとなりました。

速い人だと2時間もかからないで走破できるんでしょうけど、
僕は3時間(休憩込み)もかかりました(笑)












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記念撮影を終えて、この先はダウンヒルのみ。
一気に奥多摩湖方面に下ることができます。











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ワインディングにはドリフト痕がたくさん残っていました。
鶴峠は頭文字D的な人たちの聖地なんですかね?

真昼間からバトッてる車はいないとは思いますが、慎重に下ったほうが良さそう。













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ダウンヒルを終えると、奥多摩名物のお店『チャーちゃんまんじゅう』にぶつかります。
ローディにもヒルクライム前後の補給食として大人気のお店です。

奥多摩に寄ったら必ず食べておきたいグルメのひとつ。












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ま、閉まっていたんですけどね。







もはや、こんなことくらいで動揺するふきみそさんではありませんことよ(震え声)

今は食べ物より飲み物が欲しい。
そう・・・キンキンに冷えた赤コーラが欲しい!!











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コーラを求めて奥多摩湖方面を走ると、大都会に戻っていました。












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奥多摩周遊道路の入口を通りましたが、今日は無視する方向性で。
暑くて喉がカラッカラだし、体力もカラッカラ~。

もし風張峠経由で帰ると獲得標高2000メートル超えは確定ですね。











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奥多摩湖の駐車場にある売店でようやく赤コーラをゲット!!
生き返ります。

時刻は14時あたりで、暑さもドピーク。
木陰でガッツリ休憩して、しっかりクールダウン。

太陽が一番暑い時間は、下手に動いちゃダメだからねー。











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休憩がてらに奥多摩湖をボーっと眺めて、今回のライドは終了。
あとはダンプのプレッシャーと戦いながら青梅を経由して帰るだけです。

ヒルクライムコースとして、ネタとしても地味な鶴峠。
気軽に走れる場所ではありませんが、集落マニアには萌えちゃう道だと思います。

僕も紅葉シーズンにまた走ってみたくなりました。











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こっからはオマケですが、
羽村のファミマで水分補給・・・。







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さらに多摩サイ沿いの自販機でも水分補給・・・。



今日一日で何リットル水分摂ったんだ!?



まだ夏じゃないのに、先が思いやられますね。




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by fukimiso1107 | 2017-05-24 11:54 | ヒルクライム